朝起きて鏡をのぞくとお肌がパリッと乾いている。そう感じたらいよいよ本格的な乾燥シーズンの到来です。
秋から冬へと季節が移り変わるこの時期は夏の紫外線ダメージが表面化しやすい季節でもあります。
そして気温や湿度の低下によってお肌の水分がどんどん逃げてゆき、メイクのノリが悪く感じたりしがち。
保湿ケアをしてもしても実感しにくいといった違和感を抱く方も多いでしょう。
この時期は多くの方がより保湿感を求めたケアへと切り替えます。
化粧水や乳液、美容液をしっとり系・高保湿系に変えようとするのです。
それ自体はとても良い判断ですが、実はもう一歩踏み込んで考えたいポイントがあります。
それは、スキンケアを見直す際には 製品自体の進化にも注目する、ということです。

なぜなら、化粧品は日々進化しているからです。
定番のアイテムでも、中身の処方が改良されているケースは意外と多いのです。
前に使ってみてイマイチかな・・・と思っていたアイテムが 今どきのケアにピッタリの可能性もあります。
そしてご自分にとっての定番コスメが 古い処方のままという場合もあります。
乾燥を感じ始めたら、それはお肌からの緊急サイン。
季節に合わせたスキンケアを選ぶことはもちろん、今のご自分のお肌がどんな状態かを見極めることも大切です。
紫外線で蓄積したダメージやエアコンによるインナードライ、ストレスや睡眠不足によるターンオーバーの乱れ。
お肌のわずかな変化を見逃さずにベストなアイテムを選ぶ意識が、冬を美しく乗り切る鍵になります。
とはいえ、化粧品を選ぶときには迷いがつきものですね。
情報はあふれかえっていますが、周りが良いと言っているからといってご自分のお肌にも合うとは限りません。
人気や口コミの多さだけで選ぶのはもったいないかもしれません。
大切なのはご自分のお肌が何を求めているのかを知ることです。
新しい化粧品を手に取るときは、まず1週間ほど使ってみてお肌の様子を観察してみましょう。
塗った瞬間のうるおいではなく、数時間後、あるいは翌朝のお肌の感触をチェックしましょう。
吸い込むようにお肌になじむかどうかなどの小さな違いのチェックを重ねてゆくことで、自分だけのベストアイテムを見つける手がかりになると思います。
乾燥は、お肌が「守ってほしい」と訴えているサイン。
高価あるいは有名な化粧品を使うことよりも、ご自分のお肌をしっかり観察し、季節やコンディションに合わせてケアを柔軟に変えることのほうがおすすめですよ。